2017年5月12日金曜日

無知=未知が見えなくなること

ロラン・バルト(714夜)が早々にあきらかにしたように、無知というのは知識の欠如なのではなく、知識に過飽和されていて、未知が見えなくなったり、新たな未知を受け入れることができないことを言う。狭隘になった知性が無知なのだ。

 松岡正剛(2017)アメリカの反知性主義(千夜千冊1638夜)